SFC修行ルートの決め方【海外編】

国内編でも書きましたがまずは前提です。

航空会社（もちろんＡＮＡですが）は頻繁にチケットの料金やルールを変更するので、
ここの記事に書かれているルートが今後も役立つルートであるという保障はありません。

また、私は東京に住んでいるので、ベースとなる空港はもちろん【羽田空港】です。

この前提を踏まえたうえで参考にして頂ければと思います。

海外修行の聖地【シンガポール】へのルート

一応、国内編でも書いたパターンを記載します。

【Aパターン】　開拓されている一番効率の良いルート
【Bパターン】　開拓されている効率の良いルートの組み合わせ
【Cパターン】　①や②ばかりだと飽きるのであまり効率が悪くならずにいける別ルート



①　TYO（東京　成田　or　羽田）－SIN（シンガポール）　【Aパターン】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
運賃クラス：エコ割5
料金： 66,400円
＊料金はシーズンや利用する便によっても変ります。
PP：4,636
PP単価の目安：14.32
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

路線倍率が1倍（国内は2倍）となってしまうので、海外へ行く修行は国内に比べると
PP効率が悪くなってしまいます。
その中でも運賃とPPのバランスが良いとされているのがこの路線です。

ただし、以前と比べると効率が悪くなっているようで、単純にこの路線でだけで
修行する方は少ないでしょう。

なので、次に紹介する国内線と絡めたルートが一般的は修行ルートだと思います。

ちなみに2012年4月から現地に2日間滞在しないと安い運賃では買えなくっています。


②　HND-OKA- TYO（東京）-SIN-TYO-OKA－HND　【Bパターン】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
運賃クラス：エコ割5＋海外乗継割引スペシャル
料金： 86,740円
＊料金はシーズンや利用する便によっても変ります。
PP：1,968＋1,968＋2,318＋2,318＋1,968＋1,968＝12,508
PP単価の目安：6.93
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
当日UGした場合（全区間当日UGできた場合の最大PPで計算）
料金： 86,740円＋6,667円×4＝113,408円
PP：2,952＋2,952＋2,318＋2,318＋ 2,952＋2,952 ＝16,444
PP単価の目安：6.9
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

通称【OKA－SIN修行】と呼ばれ、修行僧が1度は検討するルートです。

この修行が強烈なところは、SINへの行きと帰りにOKAの往復を入れるところです。

通常、国内の地方都市から海外旅行に行く場合には、地方空港から国際線が発着している
主要な空港へ移動する必要がありますが、国際線に乗り継ぐための国内線区間の
運賃が基本的は安く設定されている為、その低料金を利用した修行になっています。

さらに、海外乗継割引スペシャルというルールで、1回の国際線往復につき、片道2回、
往復だと4回の国内線区間を絡めることができるようになっており、1回の修行で爆発的な
PPを獲得できるようになってしまっているのです。

たとえば、

2012年3月11日時点で、先ほど紹介したTYO－SINを5月の平日に単純往復するには、
エコ割5の運賃が適用され66,400円となります。

これを沖縄出発（OKA－TYO－SIN－TYO－OKA）として、再度運賃を計算すると
75,860円になります。

さらに、東京から沖縄に向かう国内線を追加し、海外乗継割引スペシャルが適用される
東京出発（HND－OKA－TYO－SIN－TYO－OKA－HND）のルートにすると
運賃が86,740円になってしまいます。

ここまで来ると、単純往復＝66,400円、前後にHND－OKAを入れても86,740円なので
差額が20,340円となり、HND－OKAの往復が10,000円くらいでできてしまうという
とんでもないルートが出来上がってしまいます。

しかも国際線に乗り継ぐための国内区間はそもそも設定されたPPが多く、
旅割などよりも効率よくPPを稼ぐことができます。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝参考＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
HND－OKAのPP
旅割＝1,476
国際航空券（国内区間）および海外乗継割引スペシャル＝1,968
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝


ポイントとしては、1回の修行に必要な日数が3日であることでしょう。

2012年3月末までは、
スーパーエコ割（海外で土曜に1日滞在すれば安い運賃での修行することが可能）
という運賃があり、いわゆるSINタッチという、
シンガポールでの滞在時間が65分しかない、
丸2日でこの修行を終えるルートがありました。

しかし、ルールの改定のおかげで土曜を含む必要が無くなったものの、
現地に2日間の滞在が必要というルールが追加されたため、
純粋なタッチ修行ができなくなってしまいました。

2012年4月以降の修行ルートを便名まで記載するとこんな感じになります。

土曜　NH121　東京（羽田） 06:05 - 08:40 沖縄（那覇）　　海外乗継割引スペシャル
土曜　NH2158 沖縄（那覇） 12:55 - 15:30 東京（成田）　  エコ割5（国内線区間）
土曜　NH901　東京（成田） 17:35 - 23:45 シンガポール　　エコ割5
月曜　NH902　シンガポール 00:45 - 08:45 東京（成田）　　エコ割5
　　　　　　　　　成田空港から羽田空港まで陸路移動
月曜　NH135　東京（羽田） 13:45 - 16:20 沖縄（那覇）　　エコ割5（国内線区間）
月曜　NH138　沖縄（那覇） 20:50 - 23:10 東京（羽田）　　海外乗継割引スペシャル
＊出発が土曜でなくてもかまいません。

私が行ったOKA－SIN修行はコチラ　⇒　第1回修行（SIN修行）　【まとめ】


さらに、PPを稼ぎたい場合には宮古往復も追加することになります。

宮古往復を加えた場合

土曜　NH121　東京（羽田） 06:05 - 08:40 沖縄（那覇）　　海外乗継割引スペシャル
土曜　NH1721 沖縄（那覇） 09:50 - 10:40 宮古　　　　　　特割
土曜　NH1722 宮古　　　　 11:15 - 12:05 沖縄（那覇）　　特割
土曜　NH2158 沖縄（那覇） 12:55 - 15:30 東京（成田）　  エコ割5（国内線区間）
土曜　NH901　東京（成田） 17:35 - 23:45 シンガポール　　エコ割5
月曜　NH902　シンガポール 00:45 - 08:45 東京（成田）　　エコ割5
　　　　　　　　　成田空港から羽田空港まで陸路移動
月曜　NH135　東京（羽田） 13:45 - 16:20 沖縄（那覇）　　エコ割5（国内線区間）
月曜　NH1729 沖縄（那覇） 17:50 - 18:40 宮古　　　　　　特割
月曜　NH1730 宮古　　　　 19:10 - 20:00 沖縄（那覇）　　特割
月曜　NH138　沖縄（那覇） 20:50 - 23:10 東京（羽田）　　海外乗継割引スペシャル

ここまでくると、初心者にはなんだかわからなくなってきませんか？
私はなりました。

私の経験上、初心者の方はいきなり上のようなタイトスケジュールにするのではなく、
一度OKA－SIN修行を経験し、2回目以降に宮古を追加した方がいいのではないでしょうか？

乗継がタイトだと修行日の天候がすごく気になったり、
予約便が遅延するとかなり焦ります。

乗継が多ければ多いほど、遅延の影響が大きくなり、目的の便に乗れなくなる
というリスクが出てくることも忘れてはいけないと思います。

タイトなスケジュールを組む場合、台風シーズン等は避けた方が無難かもしれませんね。


一度に多くの便に乗るには予約もそれなりに面倒で、ANAの国際線の予約で
複数都市の滞在などを選択してから進んでいく必要があります。

実際にはこんなページから予約します。
https://aswbe-i.ana.co.jp/p_per/sky_ip_per_jp/preReSearchAvailInput.do?SEGS=FULL&LANG=ja



③　TYO（東京）－BKK（バンコク）　【Cパターン】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
運賃クラス：エコ割5
料金： 65,920円
＊料金はシーズンや利用する便によっても変ります。
PP：4,016
PP単価の目安：16.41
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

シンガポールよりも若干効率は悪いですが、シンガポールが飽きてしまったり、
バンコクが好きな人にはオススメです。

往復で620PPの差がありますが、上で説明したOKA－SIN修行をOKA－BKKに
にすることそれほど大きな差には感じません。

私は現地で観光もしたかったため、シンガポールではなくバンコクも修行に加えました。

詳しくはコチラ　⇒　第2回修行（BKK修行）　【まとめ】


スーパーエコ割からエコ割5に変ってしまって、土日休みが基本のサラリーマンに
とっては海外修行がやりにくく感じてしまいますが、それでもOKA－SIN修行のような
海外と国内をあわせて行う修行が、効率からも楽しさからもいいのではないでしょうか？